沼津国際交流協会 NICE |
組織と活動内容
NICEの組織構成は以下のようになっており、理事会での決定事項を受けて、各部会が活動を行なっています。また事務局は、沼津市役所地域自治課国際係の中にあります。
◆各部会は、次のような活動を行なっています。
1963(昭和38)年に市政40周年を記念し、アメリカ合衆国ミシガン州のミシガン湖近くのカラマズー市と姉妹提携し、国際交流を始めました。以後、留学生の交換、手紙・絵画の交換、英語教師を沼津に招くなど、親善を深めていました。
カラマズー部会は、1992(平成4)年4月にNICE沼津国際交流会が設立されたとき、協会の5部会のひとつとして誕生し、前身団体である「沼津・カラマズー都市提携委員会」の活動を引き継ぎ、姉妹都市、米国カラマズー市との交流を主に市民訪問団の派遣と受入れ、交換留学生の派遣やコミュニケーション力アップのための英会話教室等を開催しています。
沼津市と岳陽市は1985年4月に沼津市にゆかりがあり、岳陽市在住の福地愛子様の尽力により友好都市提携して以来、友好訪問団の相互交流、研修生の受け入れ等を通して友好関係を築いてきました。
岳陽部会では中国をより深く理解していただくために「中国語講座」「太極拳講座」「中国文化講座」等を開催しています。
ふれあい部会では、主に在日外国人の方々と市民の皆様とがふれあう機会を創出する活動を行っています。毎年秋に沼津市が主催する日本と外国の文化を紹介しあう「国際交流フェア」への参加、春に在日外国人の方々を交えての「国際スポーツ交流会」を開催しています。
ふれあい部会は、平成4年 (1992) 4月にNICE沼津国際交流協会が設立されたとき、協会の5部会のひとつとして誕生しました。ふれあい部会の前身団体である「沼津ふれあい市民委員会」は昭和62年(1987年)に、社団法人沼津青年会議所を中心に、沼津海洋少年団、ボーイスカウト、子ども会など多くの市民団体と、公募で個人的に参加した市民とで実施した『JICA青年招へい事業「21世紀のための友情計画」地方プログラム』終了後の報告会で、次年度以降もJICAの青年招へい事業を継続することが決定され、『アセアン-沼津ふれあい市民委員会』として発足し、その後『NFC沼津ふれあい市民委員会』と改名されました。
国際理解教育部会では、沼津市やその周辺地域に住んでいる外国人が日本人とのスムーズなコミュニケーションができるようになるためのお手伝いや、日本人が外国をより良く理解するための活動を行っています。毎週土曜日に開催する「沼津にほんご教室」では、地域の外国人が日常生活に必要な基礎的な日本語を学んでいます。また平成23年度まで実施していた「英語&日本語スピーチコンテスト」に代わり、彼らが日本語能力をさらに高める機会として、また日本人が彼らが感じていることや考えていることをより理解するための場として「日本語スピーチコンテスト」を開催しています。「沼津にほんご教室」は沼津市からの受託事業で、「日本語スピーチコンテスト」はNICEの自主事業です。
日本語を語る会は、NICEが発足する前の平成2年に、国際交流のボランティア団体の沼津ふれあい市民委員会が、地域に住む外国人のために日本語でのコミュニケーションの場として喫茶店の談話室を使って隔週土曜日に開催した集まりが始まりです。「日本語を語る会」という名前もこの最初の目的から来ています。平成4年に沼津国際交流協会が発足したのを機に国際理解教育部会の担当となり、会場を大手町会館に移して開催日も毎週土曜日に変更して活動を継続しました。
繰り返して開催するうちに、まだ日本語があまりできない外国人にとっては簡単な会話でも長く続けるのが難しいという問題もあり、きちんと日本語を教えてほしいという要望が出てくるようになりました。平成8年に新しい市立図書館がオープンしたのを機に、会場を図書館4階の講座室に移し、日本語のテキストを使ってレベルごとにグループに分かれて学習するという現在の形になりました。
平成23年度までは、沼津市からの受託事業で「英語&日本語スピーチコンテスト」と「国際交流サロン」も実施してきました。「英語&日本語スピーチコンテスト」では、外国人は日本語で日本人は英語で日頃思っていることや感じていることを発表しました。「国際交流サロン」では、各国の料理を作りさらに食べて楽しむインターナショナルクッキングサロンや、外国人講師によるお国紹介講座、海外経験の豊富な日本人講師による異文化理解のための講座などを開催してきました。平成24年度からは、「英語&日本語スピーチコンテスト」は、「日本語スピーチコンテスト」に生まれ変わりNICEの自主事業として開催されます。
企画広報部会は、外部の国際交流活動に関する情報やNICE内会議での決定事項及び各部会の活動状況などを掲載した広報誌「ザ・NICE」を発行したりホームページを開設して、NICE会員への情報共有化を図るとともに、NICEの紹介用資料として用いています。
また、NICE全体に関わる活動の企画立案・推進と外部団体や協会各部会の活動を支援したり、広く世の中の人たちに協会の活動方針や内容を理解してもらい、より多くのかたに参加していただくためのPR活動を行っています。